耳コピの話

記念すべき最初の話題は「耳コピ」にしてみようかと思います。
そもそも、耳コピとは何かといえば、CDなどの音源を頼りに譜面を使わず曲をコピーすることです。

正直なところ、自分は耳コピは得意ではなく、というか苦手意識が強くあまり積極的に行うことはありません。出来れば譜面があった方がありがたいと思っています。しかし、耳コピをしなければらならない状況はどこかで訪れます。そういう状況に追い込まれてようやく重い腰を上げて耳コピを開始します。

耳コピといっても、難易度は様々です。単純なコードのものなら比較的楽に取れますが、複雑なコードや速弾きのフレーズなどが出てくると、そこからは苦行の様相を呈してきます。同じポイントを何度も繰り返し聞き音を探っては確認、ワンフレーズと1~2時間格闘することもあります。そして、自分にとって耳コピの割に合わないと思うのは、そこまで苦労して取った曲も、1か月も弾かなければ大部分を忘れているというところ(これは私を記憶力に問題があるのかもしれませんが・・・)。頻繁に弾かないものは忘却の彼方へ消えていきます。コピーしたけど忘れてそれっきり弾いてない、セッションで弾くので覚えたがセッションが終われば脳のメモリーから消去された楽曲が無数にあります。

譜面に書き起こせればよかったのですが、昔の私は譜面もろくに読めなかったのでなすすべがありませんでした。

場数を踏まなければ慣れないのが耳コピ。されど、そのハードルの高さ故、なかなかやる気ににもならずズルズルと年月を重ねてしまうことになります。

私がギターを始めたころと比べれば、テクノロジーは飛躍的に進化し楽曲をスロー再生するアプリが無料で手に入ったり、自動でコードを検出してくれるソフトや比較的安価な譜面作成ソフトなどデジタルの恩恵は、はかり知れません。

かくいう私も、スロー再生プレイヤーと楽譜作成ソフトのおかげで、耳コピーのハードルはかなり下がったと思います。(それでも、苦手意識はいまだに消えませんが・・・。)

上達のためには、耳コピをするといい、とよく言われますが、がむしゃらに音をとればいいというものではないとも思います。曲をコピーすることによって得られるものは楽譜を使っても、あまり変わらずえられると思います。耳コピで唯一、楽譜を使うことより勝っている、というか役に立つポイントといえば、その苦労した過程にあるかと思います。何とかして、耳コピをしようとする試行錯誤で色々なことを試す、そこに耳コピのアドバンテージはあるかと思います。

ただ、焦って耳コピすることもなく譜面を使って十分に知識と演奏力をつけていっても遅くはないかと思います。

逆に耳コピオンリーの方は、譜読みが苦手な場合もあります。

どちらもバランスよくというのも、限られた時間の中では難しいことなのでしょうね。

世の中、譜面の販売のない楽曲は無数にあります。豊かな音楽ライフを送るためには、頑張ってすること耳コピも必要なことなのでしょうね。

最後にいつも私が使ってるアプリを紹介しようかと思います。

耳コピアプリ
「ミュージックテンポチェンジャー(Andoroid)」

「耳Copy(iOS)」

楽譜作成ソフト
「KAWAI スコアメーカー(Windows)」

スコアメーカーZEROシリーズ

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